『グッドフェローズ』を観ました

スコセッシ監督デニーロ主演の『グッドフェローズ』を観ました〜。

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尺の長い映画でしたが、ずっと飽きずに楽しめました。長いけれども飽きないのは、ひとつの作品の中で時代が30年くらい過ぎるからだと思うんですよね。しかも60年代から80年代と、まさに何もかも変わっていく30年ですからねー『フォレスト・ガンプ』の面白さと同じものを感じました。こうやっていろいろ観てみると、やっぱり『フォレスト・ガンプ』は映画産業の集大成的な映画なんですねー。

それにしても尺がたっぷりということは予算もたっぷり。セットもキャストも、まあハンパない大作ですねこれ。ありがたいものを見せていただきました。ありがたや〜大作様〜w。

この手の実録マフィア物は、どうしても、破滅への道を期待してしまいますね。悪い事やって儲けて札ビラ切って楽しく暮らしている連中は死ねばいいんです、と結構本気で思ってしまっている自分の器の小ささがこういう時に分かってしまって、情けなくなりますね。

スコセッシ監督デニーロ主演は、そういえば『タクシー・ドライバー』も観ましたねえ。どうも気になるんですが、アフリカンアメリカンの殺され方がどちらも厳しいんですよね。『タクシー・ドライバー』では、スーパーの強盗が、『グッドフェローズ』では仲間の運転手(調べてみたらサミュエル・L・ジャクソンが演じてました。気づかなかった…キャラクター名はスタックスw)が、どちらもドーンと撃たれてコロッと終わっちゃってるんですよね。スコセッシ監督、これはちょっと、人種主義的なところがあるんじゃないのかとも思ったりしましたが、どうなんでしょう(人種差別的とは言わずとも)。

あとジョー・ペシいいですね。イタリア訛りでf**kを連発してて、ただ者じゃない感じが一番出てたと思います。おっかねえちっさいおっさんでした。