『ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣』を観ました

デヴィッド・ゴードン・グリーン監督の『ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣』を観ました〜。

ダニー・マクブライドが脚本も手がけた、下ネタとファンタジー、もうひとつグロを融合させた作品です。ジャンルがはっきりしないというのは興行的には致命的なミスだとは思うのですが、やはり観ていて、食べ合わせの悪さはずっと感じました。はっきりとどちらかに振って欲しかった、下ネタなら徹底して下ネタを、と感じたのは、馬車でのスタントシーンなんかが意外とよかったりしたせいかもしれません。

同じデヴィッド・ゴードン・グリーン監督の『スモーキング・ハイ』がよかった理由はノリなんですよねー。ノリってのは具体的には音楽などの効果です。ファンタジー映画というのは時代劇と同じで、形から入る部分が必要なので、音楽などの効果をよりファンタジー映画風にしなければならない、そうなるとせっかくチンポマンコとはしゃいでも次のシーンで引き戻されてシラケる…この連続だった気がします。

ジェームズ・フランコもダニー・マクブライドも、まさに『スモーキング・ハイ』を彷彿とさせるクダラナさを体現してるし、ナタリー・ポートマンほどの女優がそのクダラナい下ネタにお付き合いしているサマも楽しいんです。ただ、ファンタジー映画風にする必要性がほとんど感じられません。自分が見たことあるのは『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』ぐらいなので、比べようがないんですが、こういう舞台設定って絶対面白いことにはならないだろうな、と思っている派です。CG使いがどうしても過剰になっちゃうってのがなあ、苦手なんですよね。

…まあいいや、ダニー・マクブライド見れたし。しかもジェームズ・フランコとセットで見れたし。