『ヒア アフター』を観ました

クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』を観ました〜。

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パリの津波に遭った女性ジャーナリスト、ロンドンの双子の兄を亡くした弟、カリフォルニアの霊能力者…まったく異なる3つの舞台を交互に見せていき、これらが最後に交わるサマを確認するために、結局最後まで観てしまうという。愚かな観客です。

まず話題になるのは津波CGでしょう。今となっては、この映像がリアルかどうかってのは言わずもがなですが、この何分間かのシーンに投入した職人たちの努力を考えると、またまたスゴイと言うしかないです。スゴイのは技術的なこともあるんですが、アホなCG使ってる映画が山ほどある中で、意味のある映像にこうした効果を使うその姿勢がスゴイもんだなと。それにしてもこの映画は、津波だの地下鉄テロだの、制作サイドはドヤ〜って感じでしょうけど、広報や宣伝的にはピリピリと神経を使わせる作品ですよねえ。まあクリント組だから文句は言えません。

あとは…そうだな、あとは…特になし、です。

最後まで観てしまって、ストーリーも分かった上で、なんか感想を書こうと思っても、特にないですねえ。普遍的な死と生についてのナンタラカンタラってのは、感想言ってるんじゃなくて、言わされてるような気になりますしねえ。

役者では『インビクタス』に続いてマット・デイモン。才能ではなくて「呪い」を抱えてしまったと自負するテイがよく出てました。それから、ブライス・ダラス・ハワードがマジで素敵。過去に何かあった女性というテイが印象に残りました。大したことはやってなくても、マット・デイモンとの一連の会話がとてもいいシーンだったと思います。これで『ヘルプ』『50/50』と、彼女の最新3作を観たっつーことになりますね。観るたびに気になってしまうんだから、やっぱこれは惚れてますね、私は。でも昔『マンダレイ』という彼女の主演映画を観て、クソつまんなくて途中で寝てしまった過去もありますがねえ。

あとは…文句なし、です。あんまりお話が好きじゃなかったってことかも。

ディケンズの生家、行ってみたいと思いました。

えっと、以上!