今週のお題「冬の楽しみ」
冬は寒いですねー。寒いときには二度寝が一番楽しい。
マルクス・アウレリウスは偉い哲人ですが、寝坊ばかりしていたようですね。「人間は人間のつとめを果たすために生きている」と。「夜具を温めるために生きているのではない」とね、うまいこと言ってるんですが、当の本人が二度寝好きですから、だから『自省録』というわけですね。
マルクス・アウレリウス「自省録」 (講談社学術文庫)
posted with amazlet at 11.01.23
追記：うろ覚えのまま書いちゃってましたが…引用させてください。こちらから。（神谷美恵子訳、岩波文庫）
第五章一 明けがたに起きにくいときには、つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。「人間のつとめを果すために私は起きるのだ。」 自分がそのために生まれ、そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、まだぶつぶついっているのか。それとも自分という人間は夜具の中にもぐりこんで身を温めているために創られたのか。「だってこの方が心地よいもの。」 では君は心地よい思いをするために生まれたのか。
