『プロデューサーズ』を観ました

メル・ブルックス監督の『プロデューサーズ』を観ました〜。

ミュージカルって観たことないんすよねー。この映画観て、ブロードウェイに行ってみたいとは特に思わなかったんですが、しかし愛があるってことだけは伝わりました。熱量の高い映画でした。

もうとにかく字幕でしか追えないのが心苦しいし、下地となる知識もないし、それでも充分に楽しめるように作っていただいたミュージカル映画で大変ありがたかったです。なんというかもう最初のシーンから「やばいなこれどうしよう」と思ってたんですが、屋上のネオナチのシーンとゲイの演出家のシーンあたりは最高潮にウケました。それから『春の日のヒトラー』本編のシーンも面白過ぎました。それ以外はもうなんというか、なんというんでしょうね、ミュージカルというんでしょうけどね。

なかなか感動できない、いまひとつ身が入らないのは、実は理由が分かってるんですよ。ミュージカルの音楽ってのがまず第一の理由で、やっぱ違和感あるわー。英語だから歌詞が耳から入ってないのはもう致命的で、そうなってくると音楽そのものに感動できなければちょっと無理なんですね。ドイツ訛り、スウェーデン訛り、アイルランド訛り、そういったのが縦横無尽に飛び交うこの作品だからなおさらです。なかなかこういうのはカルチャー自体が違うってことかもしれません。

あと、劇中の"Haben Sie Gehort Das Deutsche Band"はい〜い曲でしたね。ウィル・フェレルがオーディションで歌ってました。