選挙の話でもひとつ思いついたこと

滋賀県知事の記者会見を見た。声のトーンに萌えたが、そんなことはとりあえず。

 

やっぱりああいう会見って場は特に政治家さんにとっては大事で、あの滋賀県知事が仮に首相になった姿ってのはどうしても想像つかない。橋下さんはもしかしたら首相の器があるかもって思わせる会見上手だったけれども、老獪な中央政界に近づけば近づくほど、小物感が目立ってきているようなここ1、2週間、って気がする。

 

誰が首相にふさわしいんだって話でいったら、やっぱりあの人かなー、って思うんだけれども、あの人のいるあの党が与党になるのが既定路線と考えると、やっぱりやめたって気にもなってくるわけよ。

 

どの党にだって経験不足の新人はいるだろうし、ナントカ利権にまみれた古狸のエロ議員もいるだろう。いないとしたら共産党ぐらいか。そりゃあ政党だもの、あらゆる団体のヒモが付くのは決まりきっている。それはいいんだけど、ただ、国会議員というのは、どの党に属していようと、政治のプロフェッショナル集団であって欲しい。どんな汚い官僚だってそりゃあ言うこと聞くわな、ってぐらいの、ゴリゴリのプロ政治家でなければならないと思うのだよね、特に国会なんていう場所では。

 

ところが実際に選挙やって、終わってみると、なんとかガールズだの元フリーターだのタレント議員だの、そういうので一杯になってしまう現状。これは選挙制度そのものや大衆迎合の戦略に問題があるわけではなくって、俺はただ単純に国会議員の定数が多すぎるだけなんじゃなかろうかと思う。

 

はっきり言って、ホントに覚悟決めて政治家やってる人なんて、ひとにぎりもいないんじゃないだろうか。そのひとにぎりの人こそが選挙で選ばれるべきだし、高い給料を支払われるべきだ。ひとにぎりの政治家になれない人たちは、そういう政治家の書生でもやればいいし、政治家はそういう候補生を落選した浪人中も食わせてやればよい。イメージとしては、相撲部屋や落語の一門みたいな感じ。

 

マスコミにも官僚にも外国にも文句を言わせないような人物があっての政治理念だと思うんだよね。そういう人がそういう理念でやってんだから、きっと間違いではなかろうね、とこちらのバカな大衆としては思えてしまうような、それがまあ理想的っちゃー理想かな。

 

だからね、どこかの党がバカ勝ちして欲しくないのは、そゆことなんよ。ねじれ国会だのなんだの言うけれど、結局バカ勝ちされると、議員をやるバカの数も多くなるわけでしょ。それが一番厄介なんすよね。そんでバカが多いと、バカが大臣やるようになっちゃったりしたら、まあ官僚がなんとか切り盛りするんでしょうけど、結局官僚の言いなりになっちゃう。

 

だから選挙でバカを選んではいけないってこと。小選挙区ではバカに投票しないにこしたことはないが、比例で各党とも平均して分散されれば、各党の上位しか議員になれないから被害は少ない。もっとも比例名簿の上位にもバカいっぱいいるでしょうけどね、それはしょーがない。