『アダルトボーイズ青春白書』を観ました

デニス・デューガン監督の『アダルトボーイズ青春白書』を観ました〜。

原題は「Grown Ups」。「ウソツキは結婚のはじまり」から立て続けにアダム・サンドラー主演&ハッピーマディスン製作の映画を見るハメになりました。もちろん自分をハメたのは言うまでもない自分ですので、自業自得、自己責任ですねえ。結局私は『ゾーハン』の衝撃を追い求めているだけなのかもしれませんが、いっぱい出てくる役者陣の面々はこちらの方がゾーハン的です。

ただし面白いかどうかと言われるとちょっと…ファミリー向けなんでしょう。邦題も実にアレですね、味わい深い。少年時代のバスケチームのコーチの葬儀をきっかけに仲間たちが集まり、奥さんや子供含めてみんなで泊まっていろいろ起こって楽しいねっていう、これだけ書いても確かにまったく面白くないですね。おっさんたちが久しぶりに集まるパターンね、ハイハイ、てなもんです。ストーリーとしては全然ナイです。面白そうな役者がたくさん出ておりますが、誰が目立つというわけでもなく、チームプレイに徹しております。

もしかしたらゾーハンでの下ネタ全開で抑制がかかったのかもしれません。罪滅ぼしなのか、まともにお金を稼ぎに来たか…まあこれが世の習いってことでしょう。サンドラー御大の方針転換により、抑制された制作陣の下ネタの衝動が、ニック主演の『ポルノ☆スター』へと向かった…と考えたら、すべてが線でつながります。