『バッドサンタ』を観ました
なるほどぉおおお。ビリー・ボブ・ソーントンの魅力に超納得しました。クリスマスの夜、浮かれた客がひしめくバーの中で、サンタの扮装をして飲んだくれる自己嫌悪のワルい中年男。ここからお話が始まるという分かりやすさに感激しました。彼の仕事はデパートの強盗。相棒はミゼットというか身長の低い人のトニー・コックス。有無を言わせないファンタジーを強要させる、とてもいい二人組です。
それでいて、百貨店の方の二人組も実にいい絵でした。支配人のジョン・リッターと警備のバーニー・マックのやり取りのおかしさは味がありました。両方ともいまや故人ってのがまた悲しいっす!
あと、ローレン・グレアムがとてもいいですね。やっぱ美人だなあ〜マジでかなわない。
登場人物の少なさと行動範囲の狭さが、クリスマスにふさわしい小さな物語をうまく作り出してて、最後にはちょっとしんみりしました。とはいっても、なかなか子供とは一緒に見るのはオススメできないかなーなんて。普通にファッキンファッキン言ってるコメディですからねえ。
それでもクリスマスって、実によいもんですね〜。映画的な演出にはもってこいの設定だもんなー。