『ザ・マペッツ』を観ました

ジェームズ・ボビン監督の『ザ・マペッツ』を観ました〜。

2011年の人形劇映画です。なんで観たかというと、ジャック・ブラックをはじめとした豪華なオモシロ役者の面々のカメオ出演がお目当てではあったのですが、もうひとつ重要なのは、主演でなおかつ脚本もやっているジェイソン・シーゲルの念願かなった作品だということでしょう。『寝取られ男のラブ・バカンス』でも自身のマペット好きがはっきりと打ち出された脚本と役柄でしたが、完全にマペットの映画を、しかもディズニーから出せたのだから、そりゃもう最高の気分でしょう。

お話のスジは実にだらしないもので、それを映画の中でも弁明しているので、まあどうでもいいよねっていう観客の了解は得ているものとしてお話が進みます。もしかしたらものすごく感動してしまうのではないか、と少しの期待を持ちながらダラダラと見ていたんですが、特になんのヒネリもなく終わりました。しかし事件自体は解決されてないので、これが次回作へのツナギとしてとっているのか…まあ次回作なんてのも別に期待しませんからどうでもいいやっていう。見事にどうでもいい時間を過ごさせていただき、むしろ快適でした。

自分がマペット好きとは言えなくとも、キモとなるシーンでのマペットの表情の作り方ってのは、きっとレベルの高い技術なのだろうなーと感じました。そのあたりの、本作品でのマペット操作技術についての言及を読んでみたいものです。