『ホット・ロッド/めざせ!不死身のスタントマン』を観ました

アキヴァ・シェイファー監督の『ホット・ロッド/めざせ!不死身のスタントマン』を観ました〜。

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もともとウィル・フェレルのための脚本だったとコメンタリーで言われてますが、ウィル・フェレルが製作総指揮に回っているってところを見ると、ガチの話っぽい気もします。主演のアンディ・サムバーグは結構演技のヨタってる芸人なので、そういう意味では本格的なコメディですけど、「コメディ映画」としてはどうだろう、ウィル・フェレルの方がよかったような気もしてきます。とは言っても、パム・ブラディの脚本はやっぱり面白くて、全体のお話としては冴えなかったとしても、各部分のネタは笑えるという、まあテレビ的なスケッチの重ね合わせって感じでしょうか。映画っぽい部分といえば時代設定と、それに合わせた衣装デザインや音楽ってところ、だけのような気がします。

で、こういう見所のあまりないコメディに限って実力を発揮しがちなのがビル・ヘイダー、さらにダニー・マクブライドというお二人さん。二人とも好きなんですが、セットで観たのは本作が初めて、だと記憶しております。主役のチームメイトなので、まあずっとこちら側というのかな、要するにボケ役なんで、役どころとしてはオープンカーに乗ってるイケすかない彼氏役のウィル・アーネットの方が美味しかったんじゃないかなーって気もします。まあ持ち回りですからね、こういうのは。年がら年中コントやってる彼らにしたらどうでもいい話でしょうけどね。

まあまあ、というわけで、なんかこう、内輪ウケな映画でした。コメディというかコメディアン好きなら逃せない映画でしょうけど、お話はなあ…って感じ。