JUSTICE関連本が結構揃ってきました
仕事始めで本屋行ってました。
マイケル・サンデルのJUSTICE関連本、小粒だけど揃えてきたなっていう印象。売るネタがだいぶ揃ってきたなって感じました。
ドラッガーとかニーチェとか論語とか巻くだけダイエットとか断捨離は…なんか年が明けたらもうどうでもよくなっちゃいましたね。いや個人的になんですけどね笑。各出版社や著者がトンチ利かせて、装丁でハッタリかましたり自作自演で紹介したり行間あけてページ埋めたり…と、いろいろ考えるとKAGEROU商法なんて非難できないっての! ってな気持ちが伝わってきますねえ、実用書や話題の新刊本コーナーは特に。
もはや説明不要の早川書房の昨年の救世主がこれです。売れましたねえ。自慢じゃねえけど私は初刷で持ってます〜!
昨年の秋口に、また早川書房からソフトカバーで上下巻。翻訳本の世界は権利に食いついたらがっちり離さないんですね〜。
さらにDVDブックも。あああ、オイシイわーホント!
なんといってもこの盛り上がりで、再びジョン・ロールズの『正義論』が出たっていうくらい白熱したわけですね。こんな高い思想書が新刊で出るくらいの白熱っぷりって、すごいすね。
早川書房がガッチリつかんでいるからといって、他の出版社も指をくわえて見ているわけにはいかないんです。平凡社からの新書『サンデルの政治哲学』。
講談社新書も追ってきましたが…『はじめての政治哲学――「正しさ」をめぐる23の問い 』。どうなんでしょうね、このタイトルは。パクってないですよ的な「正しさ」を感じますが。
そして今日発見したんですが、サンデルではない純日本製の思想本。ちょっと面白そうですねこれ。
大澤真幸さんはそのうちこういうのも出すようです。NHK出版から。
振り返って、『これからの「正義」の話をしよう〜』はずいぶんお手頃な値段で楽しめました。知的興奮を得るべく、他の本が必要なのかどうかっていうところが、ちょっと分からないところです。まあサンデル教授の顔や声が好きっていうなら分かりませんけどー。