『トラック野郎 度胸一番星』を観ました

『トラック野郎 度胸一番星』を観ました〜。

トラック野郎 度胸一番星 [DVD]
東映ビデオ (2003-11-21)
売り上げランキング: 30454

シリーズ第5作とのことですが、全部通して観てないんですよね。どれかとどれかは観たかもしれないみたいな、あやふやな感じです。しかし予備知識などは一切いりません。

これ1977年の作品なんですけど、この時代って確実に予算を使っていますね。余裕を持ってお金を使っている感じが端々でします。一方で、時間をかけているかと言われるとどうなんだろう、いかにも急いで作ったみたいな部分はあるんですけれど。

一番好きなシーンは、サニー千葉vs菅原文太の格闘シーンですね。これは古今和洋を問わず、映画の格闘シーンの中の十傑には入るんじゃないかなって気がします(まあジャッキー・ チェンの酔拳が一位なんですが)。喧嘩を見守るギャラリーの多彩さが素晴らしい。この喧嘩は、包丁を持った"ジャリパン"夏樹陽子が収めます。この辺りの時間帯、本当に味があっていいですね。

この格闘シーンに続く八代亜紀の歌謡タイムも好きですねえ〜。こんなこと今の邦画にはできないでしょう。恐らくこういうシーンも、後は役者さんそれぞれにお願いしますって形になることが割とあったんじゃないかなって思います。昔は本当にいい役者さんだらけで、びっくりしますねえ。

菅原文太がソープ、じゃなかったトルコに行くシーンがあるんですが、さすがにトルコ嬢は十把一絡げのおっぱいでしたね。そう考えると冒頭のあき竹城のおっぱいはかなりスペシャルだったわけですよ。「ワダスバックに弱いのヨ」「オラ嫁に行げなくなる」など台詞も多いし、しかもあき竹城のおっぱい、いいおっぱいなんですよ。

それに比べて悪いおっぱい、というわけではないんですが、貧しいおっぱいのマドンナ役の片平なぎさが、アイドル然とした水着姿を披露しちゃったりするんです。この片平なぎさは美人です。しかし夏樹陽子も美人です。愛川欽也のトラックの助手席に座るシーンの夏樹陽子はたまらなくエッチです。大一枚ですぐにでもお願いしたい。夏樹陽子片平なぎさという対極の女優を置いたところでこの作品はほぼ成功したと言っても過言ではないでしょう。

全体的にはくだらない話で、説明するまでもないというか。観てよかったです。シリーズの他の作品も観たいですね。

※追記
いままた見たんですが、サニー千葉原発の村で自宅をぶっ壊すシーン、片平なぎさが鉄砲水にやられるシーンなど、名シーンが目白押しですね。