『40歳の童貞男』を観ました

40歳の童貞男』を観ました〜。

2005年の大ヒット作なんですが、いやあ、面白いなあこれ…。相当面白かったです。見どころがあり過ぎて大変です。


キャサリン・キーナーのなんとまあ可愛らしいキャラ。ホントにこの人は美人ですね、不思議なんですけどね。そりゃ女優だから地が美人なのは当たり前なんでしょうけど、娘が3人いてさらに孫も一人いるっていう役の設定なのに、こんなに可愛く恋する女性として演じることもできるっていうね。今思えば、先にこの作品からキーナーにはまっとけよっていう話でしたね。いろんなシーンが出てくる度に衣装も変わってて、全部可愛らしいのがホント不思議。映画会社の社長役新聞社の女性記者役もキレイだったけれども、この作品が本命でした。いっぱいチュッチュしまくってたスティーブ・カレルが正直言ってうらやましい位でした。40歳の童貞が筆おろしする女優に彼女を選んだのは正解すぎて言葉もありません。大好きです。

この映画観たのはホントはキーナーを見るためだけだったんですけど、しかし他の役者もなんとまあ面白いこと。ジェーン・リンチの貫禄は半端ないですね。セス・ローゲン大麻くれと言うシーンや、スティーブ・カレルの前でグアテマラだかのラブソングを歌うシーンなど、少ししか出てこないんですけど全てが強力なパンチライン。恐ろしいです。怪物コメディエンヌですね。

それから、この作品でエリザベス・バンクスが変態エロ女役で広く名を知らしめたというのも分かります。カレルが話す童貞的な会話が、バンクスには全部エロ変態ジョークに変換されて解釈されるっていう。「君のトランクに僕の自転車入るかい?」という真面目な質問がエロネタになって解釈されるんですなー。オフッフォッフォっていう笑いの演出なんてもうエロスゴい。スティーブ・カレルとの"Butt what"のやり取りは超よかったです。

ついでにキャサリン・キーナーの娘役のカット・デニングスの味出しも好きです。今回はギャーギャーわめく娘役がハマリましたね。永遠の十代女優…ってわけにもいかなくなると思うので、今後に期待です。もう一人、レスリー・マン。酔っぱらいの女っていう端役でしたが、小細工を弄する演技がちょうどよかったって感じ。ホントこの作品のキャスティングには感心しますねー、全員ハマってますよ。

こんなにいい女優ばっかり出てるのに、その上男性陣もすごいメンツ。私の中ではすっかり大麻芸人として定着してしまっていたセス ・ローゲンはやっぱり大麻芸人でしたねw。今回はセス・ローゲンは聞き役に回る役が多かったんですが、同僚のポール・ラッドとテキトーなゲイ談義してたり、いい感じにやってます。

ロマニー・マルコって役者は、あっちの映画でフィギュアスケートの振り付けのインストラクターやってた人でしたね。好きなシーンはケヴィン・ハートという黒人コメディアンとのやりとり。商品の値段をまけろまけないから口喧嘩が始まり、もう誰も手がつけられない黒人同士の世界に突入するあたり、エッジが利いてたなあと思います。最後の"Aim High Willis!!"(上を狙えよチビ!)がいかにもブラザー的です。

すげえわこの映画…すごいの観ちゃったなと、今さらですけど。